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読書『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』

 

 

 

 

 ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

 作者: トーマスマーク,トムマイルズ,ロバータゲイリー,小野ひとみ,古屋晋一

 

 

ピアニスト(オルガニスト)に必要なのは、長くて器用な指先だと思っていましたが、踏んでいる足、座っている腰、頭の動き…全身を意識することが大切なんですね。

 

 

 

 びっくりするかもしれませんが、手と足だけに意識が集中してしまって、身体のそれ以外の部分にはまったく関心のないオルガニストも多いのです。(中略)骨盤や坐骨に対する意識をもてずに、バランスをとることなどできません。

 

もう1つ問題があります。手だけで演奏する曲のとき、足や脚、時には骨盤も無視して、上半身だけしか感じられていないオルガニストともいるのです。


ピアニストの足は床についています。しかしオルガニストは、手だけで演奏する曲であっても、脚を意識から消してしまっているために、骨盤に対する気づきや、坐骨で支えているという感覚がなくなってしまい、背中や肩だけで上半身を支えようとしてしまうのです。


オルガンを快適に、そして適切に演奏するためには、全身、つまり頭からつま先(指先から指先)の包括的な気づきが必要なのです。

 

 ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

 

 

 
ピアノ(オルガン)を弾くという動作と筋肉や骨格の関係…こんなにも詳しく書かれている書籍に出会えて嬉しく思います。この本を読むとピアノのための身体トレーニングをしたくなりますね。ここまで細かく身体を意識できたら鍵盤を押す動作にも深み(イメージ力)が増すように思う。

 


曲を感じる感性(心)
センスを支えるテクニック(技)
表現の土台となっている身体(体)

 


武道やスポーツで言われる“心・技・体”。これらをバランスよく磨くこと(鍛錬・稽古・レッスン)はどの分野でも大切なことなのだと感じました。

 

 

 

 

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