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絵本『きたかぜとたいよう』

 

 

 

きたかぜとたいよう 

文: ラ・フォンテーヌ
絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:わたなべしげお

 

 

有名な北風と太陽の力比べ。新しいコートに浮かれている旅人から、コートを脱がせられると豪語する北風。もしもこのとき脱がせるものが「旅人の帽子」だったら勝負の結果は違ったものになっていたように感じました。


北風の威力はハンパないですよね。描写によると、人々の帽子を吹き飛ばし、木の葉を舞散らせ、動物たちを恐怖に震えさせ、港の船を沈めるほどの強風(暴風)だったようようですから。


こんな状況でもコートを飛ばされなかった旅人が凄すぎる…旅人自体が飛ばされてもおかしくない状況ですもんね。


もしも旅人が新しい帽子に浮かれていたら、簡単に北風が勝利していたでしょうね。逆に、太陽がサンサンと輝いてしまったら深々と帽子を被っていたはずですし。


子供のときに聞いたときの印象ですと、「北風の冷たさ(寒さ) VS 太陽の暖かさ(温かさ)」だったように思います。温度対決(コート)ではなく「風の強さ VS 太陽の眩しさ」という条件(帽子)にしていたら北風が勝っているように感じました(笑)

 

 

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