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コミュニケーション 立木義浩

 

 

 

教訓


人生、一寸先は闇か光か、人間にはわからない。だとしたら、どうしたらいいのか?


自分が進みたいと思う道を行くしかない。何も見えないかもしれない。


が、「海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、決してすぐれた探険家ではない」(ベーコン)のだ。

 

 コミュニケーション

 

 

 

写真家の立木義浩さんが書いた“コミュニケーション上達”のための本。けれど、自己啓発的な実用書というよりも立木さんの自叙伝的な一冊ですね☆


カメラマンになるに到った経緯や撮影エピソードなど、ご自身の体験(体感)したことを綴ったあとに、「教訓」で締めくくるという形式が面白いです。


“飾らない”“背伸びしない”立木さんのお人柄が伝わってきますね。この本を読んでから、立木さんが撮影された写真を見ますと、作品から感じる印象が変わってました(^-^)


写真家としてプロカメラマンになる経緯…「こういう人たちと出会い、こういう風に過ごしていたら今の自分になっていた」という流れに乗っかる感じが興味深いです。

 

“立木義浩流コミュニケーション術”は、無理しないで自然体でいることが一番みたいです☆

 

どうなるかなんてわからない。自分の思った通りにはならない。進む先に道があるかどうかは誰にも分からないし、何ともいえない。


だったら、自分が欲するものを、これだと望むものを、自分が良いと感じるものを素直に選択していくのが良い。素直な選択が自分に必要な出会い(乗り越える壁や後押ししてくれる勢い)を導いてくれる。


海のど真ん中でただ迷っているよりも進んでみる。どの方角に向かってもどこかしらの陸地には着いてしまうもの。立木さんの生き方は、“根拠のない自信”を後押ししてくれるような感じでしょうか。

 

 

 

 

 

コミュニケーション

作者: 立木義浩
出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
発売日: 2003/06/05
メディア: 単行本
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