菜根譚(さいこんたん)は、人と仲良くやっていには「人格」が大切だというメッセージが盛りだくさんなのですね。全文ではなく、子供向けに抜粋されていますが、とても勉強になりました。
とくに気になったのはこのくだり…
汚く見える土には栄養がたっぷりあって作物がよく育つ。きれいすぎる水には魚が住めない。つまり、きれいなもの=よい、汚いもの=悪いとは限らないんだ。
正しいからといって、正論ばかりで生きていては窮屈なのだと勉強になりました。正解ばかりで間違いがいっさい許されない状況…自分も息苦しいですし、一緒にいる人も指摘ばかりされて苦痛ですもんね。
最初、「人格」という言葉で重い印象なのかなと心配でしたが、全然、説教臭くなくて、とてもすんなり受け入れられる内容でした。
作者: 齋藤孝
出版社/メーカー: 日本図書センター
発売日: 2016/10/21
メディア: 単行本(ソフトカバー)