オオカミとキツネが友達になる友情の物語。捕食する側と捕食される側が仲良くしているパッケージを見て、興味が沸きました。DVD(映像作品)ですが、もともとは絵本の原作があるようですね。
シリーズ4作品「ともだちや」「ともだちくるかな」「あしたもともだち」「ごめんねともだち」が1本(各話10分ちょっとずつ収録、全4話)にまとめられているDVD。
1時間100円で友達になる「ともだちや」をやっているキツネがメインのお話だと思っていたら、主人公はオオカミなのですね。
とくに、印象的なのは2話目。自分の誕生日なのに、狐がお祝いに来ないことに怒り、淋しがり、そして、最後には苦しみの元となっている心を捨てようとする狼が切なかったです。
心があるから嬉しい思いができる。けれど、悲しい寂しい思いもあるし、ケンカになったり、仲直りできなかったりもする。喜怒哀楽がテーマの作品で、喜んだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、狼に感情移入できる素敵な映像でした(^-^)
声の出演:横手久美子、藤原堅一
原作:内田麟太郎
絵:降矢なな(偕成社刊)
企画:黒崎進
監督:土田勇
プロデューサー:高橋尚子、中鉢裕幸、桜井宏
音楽:神尾憲一
アニメーション制作:株式会社グループ・タック
製作:東映・東映ビデオ
出版社/メーカー: 東映ビデオ
発売日: 2006/12/08
メディア: DVD