記憶術の極意は「覚えないこと」というくだりが印象的でした。暗記というと、覚える対象(名称・出来事)を脳に刻印しようと必死になるイメージですが、大切なのは思い出す「きっかけ」なのですね。
より正確にいいますと、「覚えなくてもいいことまで覚えるから、全て忘れる」のです。
(中略)
記憶を効率よくするためには、その思い出すきっかけだけを正確に覚えることです。
例えるなら、タンスの引き出しの中に、何が入っているかではなく、どこの引き出しに入っているかがポイントということでしょうか?引き出しできちんと分類(記憶の整理整頓)ができていれば、中に入っている中身(覚えたいこと)も自然と記憶されている?
津川博義 [asin:4062811642]