まんが日本昔ばなしで放送された「馬の顔したネズミ観音(伝説・河内郡)」…『栃木県の民話―余一話ほか (県別ふるさとの民話 22) 』を読む☆

 

 

テレビアニメ「まんが日本むかしばなし」で放映されました「ネズミ観音」というお話。とても怖くて、強く印象に強く残っている昔話で、今でも鮮明に内容(映像)を思い出すことができます。

 

お地蔵さまに「馬になりたい」とお願い事したねずみ。一定の期間、悪さをしなければ馬にしてもらえるという約束をする。けれど、たった一度の悪事(お地蔵さまへお供えするために、良かれと思ってした事)で顔だけが馬になってしまうというかわいそうな話でした。

 

もう一度見たいと思って探してみましたが、DVD化や有料アニメ動画サイトでの配信はされていないようですね。ただ、書籍にお話が収録されていると知ってさっそくお取り寄せしました。

 

 

f:id:hann3:20170427085856j:plain

 

 

内容はアニメとほぼ同じでしたが、最後の結末の部分が違っているようでした。たしかアニメでは、馬の顔になったネズミが、お地蔵さまへの恨みをはらそうと、お地蔵さまの裏側に穴を掘り続けて息絶えたように記憶しているのですが、この本では懺悔(反省)のために観音像を掘ったということになっていました。

 

 

f:id:hann3:20170427085914j:plain

 

 

ネズミの恨みの感情、悔し涙を流しながらお地蔵さまを削っている姿が印象的だったので覚えているのすが、こちらはあっさりですね。こちらのパターンでしたら、もしかしたら記憶に残っていなかった?怒りや恨みといった負の感情や、残酷な出来事は記憶に定着しやすい(忘れにくい)のかもしれないですね。

 

それと、終わり方が切なくて後味の悪い映画ほど、そのときの評価は低くても、時間が経過すると、もう一度見たくなったりしますね。とくに、B級映画(「リミット」や「フローズン」など)が好きで、数年に一度の周期で何度も観てしまいます(笑)

 

 

 

 

f:id:hann3:20170427091931j:plain

栃木県の民話―余一話ほか (県別ふるさとの民話 (22)) 

作者:日本児童文学者協会
編集委員:岩崎京子、大石真、久保喬、小暮正夫、柴野民三、渋谷清視、竹崎有斐、鳥越信、西本鶏介、浜野卓也、前川康男、黒川常幸(栃木県責任者)
装丁:司修
さし絵:宮本忠夫
絵地図:坂川知秋
出版社/メーカー: 偕成社
発売日: 2000/07
メディア: 単行本

[asin:4030507204]






もくじ

下野のふしぎ話
 千駄塚(伝説・小山市)
 そうめん地蔵(伝説・塩谷郡)
 かなふり松(伝説・足利市)
 殺生石ものがたり(伝説・那須郡)
 犬を切ったお不動さま(伝説・芳賀郡)
 かえってきた仏像(現代民話・下都賀郡)

まつりや正月の話
 毒もちをたべたかっぱ(伝説・塩谷郡)
 イモ正月(伝説・鹿沼市)
 ふり面 てり面(現代民話・矢板市)
 かみなりにおきゅう(伝説・上都賀郡)

山のくらし 村のくらし
 山ぞくの刀(むかし話・芳賀郡)
 すみ絵のネコ(現代民話・鹿沼市)
 サルとよめさま(むかし話)
 スズメのみょう薬(むかし話・河内郡)
 いっこく金五郎(現代民話・矢板市)

武士や殿さまの話
 宇都宮のつり天じょう(伝説・宇都宮市)
 余一話(伝説・那須郡)
 かんぴょうをうえない村(伝説・下都賀郡)
 鉢の木ものがたり(伝説・安蘇郡)
 大手さま、大ばらさま(伝説・足利市ほか)

なんともおかしな話
 へひとつで村ぜんめつ(むかし話・芳賀郡)
 火ばちにおちたかみなりさま(伝説・足利市)
 馬のしりにかけじく(むかし話)
 ぼたもちをたべた金仏さま(むかし話)
 すいとんムジナ(むかし話)

あわれな話 かなしい話
 思いの川(伝説・小山市)
 オシドリ塚(伝説・宇都宮市) 
 馬の顔したネズミ観音(伝説・河内郡)
 人を食う坊さん(伝説・下都賀郡)
 茂木の千本桜(伝説・芳賀郡)


解説1 いまも生きている民話 「ふるさとの民話」編集委員会
資料  栃木県の民話地図
解説2 栃木県の民話について 黒川常幸

 

 

 

 

nihon.syoukoukai.com

 

 

 

hann3.hatenadiary.jp