2004年、スマトラ島沖地震で発生した大津波から生還された岡島瑞徳さんの体験談…『動きの達人入門』を読む

 

 

 

 

私はこの間に三回、生きる努力を放棄し「もうダメだ」と生を諦めた時があった。特に、その二回目の時はかなりの深さまで体は沈められ、息が詰まり喉が引きつり胸が押し潰されそうになっていた。

 


そして、その苦しい息の中「この苦しみを超えると楽な世界がある」という甘美な死の誘惑にあやうく引きずり込まれそうになっていた。

 

 

『動きの達人入門』より

 

 

 

巻末に掲載されている「特別寄稿 奇跡の生還から得たもの」からの引用で、この本で一番印象に残ったくだりです。

 


2004年の12月26日、スマトラ沖大地震の余波で発生したインド洋大津波に遭遇、波に飲み込まれながらもなんとか生還することができた岡島瑞徳さんの体験談。当日、スリランカ南東部にあるヤラ国立公園の海岸で野生動物観察を楽しんでいたときに津波に襲われたそうです。

 

 

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水面に顔を出しては何度も水中に引きずり込まれ、水底に叩き付けられ、一時は死を覚悟。本編の内容すべて、何を読んだか印象が薄れてしまうほど、言葉のひとつひとつがとても重い衝撃的な内容でした。

 

 

 

 

動きの達人入門―B.B.quarterly martial arts magazine 05spring (3) (B.B.mook―スポーツシリーズ (341))

 

出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
発売日: 2005/03
メディア: ムック

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