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上田合戦の水攻め、勝因は「峡霎(さいぶり)」のおかげ? / 漫画 真田幸村

 

戦国武将「真田幸村(源二郎信繁)」の漫画。物語は第一次上田合戦から始まり、歴史の年代順どおりにお話が進んで、最後は大阪夏の陣まで。絵のタッチは、横山光輝さんや石ノ森章太郎さんに似ているような印象を受けました。登場人物のまゆ毛に特徴がありますね。

 

真田幸村 (講談社漫画文庫)

作画:横山まさみち
原作:宮崎惇


とくに興味深かったのは、上田城の防衛戦で、川の流れを堰き止めての水責めのくだり。信州上田地方(長野県)には、「さいぶり(峡霎)」と呼ばれる山にだけ大雨が降る天候があるそうですね。

 

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この漫画では、決戦の日が川の上流に水が貯めやすい日だったそうで、下流では雨が降っていないので徳川軍は気づかなかったという天運も味方したことが勝因 の一つとのこと。閏8月2日は旧暦で、新歴ですと9月24日くらい?台風など、雨が降りやすい気候だったということでしょうか。