第一次上田合戦の水攻めの成功は、山にだけ降った「峡霎(さいぶり)」のおかげ?閏8月2日(旧暦)は雨が降りやすい季節だった?…講談社漫画文庫『真田幸村(横山まさみち,宮崎惇)』

 

 

 

読書漫画:真田幸村 (講談社漫画文庫)

 

 

戦国武将「真田幸村(源二郎信繁)」の漫画版(一巻で完結)。物語は第一次上田合戦から始まり、歴史の年代順どおりにお話が進んで、最後は大阪夏の陣まで。絵のタッチは、横山光輝さんや石ノ森章太郎さんに似ているような印象を受けました。登場人物のまゆ毛に特徴がありますね。

 


とくに興味深かったのは、上田城の防衛戦で、川の流れを堰き止めての水責めのくだり。信州上田地方(長野県)には、「さいぶり(峡霎)」と呼ばれる山にだけ大雨が降る天候があるそうですね。

 

 

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この漫画では、決戦の日が川の上流に水が貯めやすい日だったそうで、下流では雨が降っていないので徳川軍は気づかなかったという天運も味方したことが勝因 の一つとのこと。閏8月2日は旧暦で、新歴ですと9月24日くらい?台風など、雨が降りやすい気候だったということでしょうか。

 


巻末には、家系図(系譜)、お城の分布図、大阪夏の陣、冬の陣の布陣図、歴史年表、生没年早見表など、大河ドラマの『真田丸』を見るときに役立ちそうな資料が掲載されているのが嬉しい。真田信繁が守った大阪城の出丸(真田丸)の位置もばっちり把握することができました☆

 

 

 

真田幸村 (講談社漫画文庫)

作画:横山まさみち
原作:宮崎惇
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1998/11/12
メディア: 文庫

ISBN-13: 978-4062604130



もくじ


第一章 上田峡霎
第二章 北条攻め
第三章 馬盗人
第四章 風魔くずし
第五章 朝霧
第六章 関ヶ原前夜
第七章 紀州九度山
第八章 戦国無限
第九章 九度山脱出
第十章 大阪冬の陣
第十一章 決戦大和口
第十二章 大阪夏の陣

 

 

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