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漫画 ブレイクダウン / さいとうたかを

 

もしも地球に小惑星が衝突したら、日本や世界はどうなってしまうのか?がテーマになっていて、とても興味深い漫画です。以前読んだ『サバイバル』では、大地震&大津波で日本が壊滅した世界で、14歳の少年が無人島生活をたくましく生き抜いていく姿が印象的でした。この『ブレイクダウン』はサバイバルの大人版で、主人公の男性がアウトドア経験者という設定になっていますね。

 

ブレイクダウン (1) (リイド文庫)

作者: さいとうたかを
[asin: 9784845815890]

 

 「サバイバル」では、大災害の原因が不明。知識や経験ゼロの状態、しかも文明の利器(道具)もほとんどない状況ですべてが手探りな野外生活…しかもたった一人で孤独。食べ物も住むところもすべて自給自足。縄文時代の生活から再スタート。


「ブレイクダウン」では、小惑星へのミサイル発射実験(破壊を目的としていない?)が原因だということを知っているのが大きな違いでしょうか。最初から職場の上司が一緒に行動していて、サバイバルのお荷物(勝手に食料を消費したり、自分勝手に行動)になっているのが印象的。いつも誰かがそばにいて、ほとんど一人で行動する場面がないですね。それに、食料もそこそこ残っている。


「サバイバル(生存能力)」の知識や技術よりも、国(文明)が消滅した状態での人間関係や心理状態の描写が多いですね。なので、サバイバル生活に興味がある方は、『サバイバル』がオススメです。