「初心忘るべからず」…守破離を何度も繰り返し、修業の全段階をループし続けるのが「道」?/読んだら忘れない読書術 樺沢紫苑

 

 

 

読書書籍:読んだら忘れない読書術

 

 

 

「守破離」という言葉を、聞いたことがある人は多いでしょう。「守破離」とは、日本の茶道、武道、芸術などにおける、学びの姿勢を示す言葉です。


(中略)


「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと。
「破」は、師の流儀を極めた後に他流を研究すること。
「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。


つまり、基本をのままそっくり、徹底的に真似る「守」のステージ(初級)。
他の人のやり方を研究し、さらに成長していく「破」のステージ(中級)。
そして、自分流のスタイルを探求し、ブレイクスルーする「離」のステージ(上級)ということになります。

 

『読んだら忘れない読書術』より

 

 



「守破離(しゅはり)」とは、何かを極めようと「道」を歩む者が辿る修業の段階(技術の習得・成長の方法)を意味した言葉。一つのやり方(パターン・型・形)を反復稽古で学び、体で覚えた「動作・所作」の感覚を他者と比べて精錬し、最終的には自分の心身(体型・精神・人生)にフィットしたものへと昇華していくというもの。


この「守破離」について、昔、お話を聞いたことがあります。それは、「守破離の段階は何度も繰り返すもの」といったお話でした。「守」から「破」へと次の段階に進んだからといって「守」が終わったわけではなく、「破」から「離」へと到達したからといって「破」を卒業したことにはならない。常に、「守」と「破」を意識しながら、「離」の境地で技術を吸収し続けること。


さらには、「離」から再び「守」へと戻り、何度も何度も「守→破→離」の段階を無限ループし続けること。門下生・お弟子さんを育てるため、人にわかりやすく教えるために、自分のレベルを下げて相手の理解度に合わせる…いわゆる「教えることで教わる」ことがポイントらしいですね。「再び最初の段階に戻ること」が「初心忘るべからず」ということなのだと勉強になりました。これは、一度クリアーしたゲームを何度もやり直すような感じでしょうか?攻略法や進行ルートを知っているので、繰り返す度に無駄がなくなって、よりスムーズ(短時間・シンプル)になっていきますよね。

 

 

 

読んだら忘れない読書術

作者: 樺沢紫苑
出版社/メーカー: サンマーク出版
発売日: 2015/04/14
メディア: 単行本(ソフトカバー)

ISBN-13: 978-4763134509