漫画『All You Need Is Kill(オール・ユー・ニード・イズ・キル)/桜坂洋,竹内良輔,安倍吉俊,小畑健』を読む

 

 

読書漫画:All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 

脳の奥底にあるスイッチを入れれば、一秒は、映画のフィルムのようにコマ送りで分割できる。現実世界にいま映写されているコマから十コマ先の映像を予測し、対策を立て、最善の状態に。それらすべてを無意識のレベルでやる。


無限に切り刻まれた時間の存在を知らぬ人間は、戦場ではアテにならない。

 

 

『All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)』より

 

 

 


トム・クルーズさん主演で実写映画化された「All You Need Is Kill」の原作となった日本の漫画です。二巻で完結してしまうとても短いお話なのですが、一番好きな漫画ですね。内容は「死ぬと出撃前に戻ってループ」するというタイムリープもの。死ぬとリセットされるので、鍛えた肉体は元に戻ってしまうけれど、記憶(経験)の蓄積によって戦闘のスペシャリストになっていく展開が面白いです。



失敗を重ねて成功へと一歩一歩近づく…究極の「トライアンドエラー(試行錯誤)」ですよね。作品中では「斬りおぼえる」という表現をされていて、どんなに練習を重ねても実戦で斬り合わなければ本当の戦い方は身に付かないといったセリフがあります。これは、以前、剣術書で読んだ「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉(剣豪の境地・武術の極意)と同じような意味合いなのかも?



とくに印象的なのは「1秒を分割する(やれることを増やす)」というくだり。時間を増やすのではなく、同じ時間内で認識できることを増やすという発想が興味深い。天才と呼ばれている人たちは、一度に多くのことを意識できる…脳の処理速度(最適化&効率化)が違うのだと感じました。

 

 

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運動・スポーツに留まらず、あらゆる勝負事は「1秒という刹那の瞬間、短時間にどれだけのことができているか」を競っているのかもしれないですね。

 

 

 

All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 

原作:桜坂洋
構成:竹内良輔
キャラクター原案:安倍吉俊
漫画:小畑健
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 2014/06/19
メディア: Kindle版

ASIN: B00KPS5ZFM

 

 

 

All You Need Is Kill

原作:桜坂洋
構成:竹内良輔
キャラクター原案:安倍吉俊
漫画:小畑健
出版社/メーカー: 集英社
メディア: Kindle版

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