漫画『弟の夫/田亀源五郎・第19回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞受賞)』を読む

 

 

読書漫画:弟の夫(1巻) (アクションコミックス・月刊アクション)

 

 

ゲイ(同性愛者)を描いた漫画。亡くなった双子の弟は、男同士で結婚していて、カナダ人の夫(マイク・フラナガン)がいる。マイク(弟の夫)さんが、日本のお兄さんのもとへと訪れてくるところから物語が始まります。「第19回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞されたとのことで、ツイッターで話題になっていたので読んでみたくなり衝動買いしたコミックスです。



弟さんもマイクさんも、お互いのことを「ハズバンド(旦那)」と呼びあっていたというエピソードが印象的でした。お互い男だから、相手は夫(旦那)ということになる。どちらかが妻(女役)になるということではないのだと初めて知ったお兄さん。マイクさんのことを、普通の男性として接することができるようになっていく。

 

 

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お兄さんのセリフには、マイクさんへの“社交辞令(建前)”と“心の声(本音)”との両方(葛藤)が書かれていて、最初は拒絶感MAX。でも、お兄さんは、同性愛のイメージが曖昧(悪い印象が強い?)で、弟がどのように過ごしていたのか理解不足(とくに性生活)だったことに気づいて変わっていく。人が人を好きになる、他者を愛するということは、異性に限定されるものではない、そして、男性同士、女性同士、同性であっても、夫婦のようにお互いを大切に思いあうことは何ら悪いことではないのだと感じました。

 

 

 

弟の夫(1巻) (アクションコミックス・月刊アクション)

作者: 田亀源五郎
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2015/05/25
メディア: コミック

ISBN-13: 978-4575846256