『戦争は女の顔をしていない/スヴェトラーナアレクシエーヴィチ,三浦みどり』を読む

 

 

読書書籍:戦争は女の顔をしていない

 

 

 

母の父親であるウクライナ人の祖父は戦死して、ハンガリーのどこかに葬られており、ベラルーシ人の祖母、つまり、父の母親はパルチザン活動に加わ り、チフスで亡くなっている。その息子のうち二人は戦争が始まったばかりの数ヶ月で行方不明になり、三人兄弟の一人だけが戻ってきた。

 

それがわたしの父だ。

 

どこでも同じだった。誰のところでも。死のことを考えないではいられなかった。

 

“戦争は女の顔をしていない”より

 

 

 

スベトラーナ・アレクシエービッチさんは、2015年のノーベル文学賞を受賞されたジャーナリストさん。その作品の特徴は、戦争を体験された方々へのインタビュー形式にあります。死を目の当たりにした方々の生の声(感情・感想)がとても印象的です。

 

 

この『戦争は女の顔をしていない』は、第二次世界大戦に巻き込まれた女性たちを取材したもの。映画化もされているそうで、アレクシエーヴィチさんのもっとも有名な代表作みたいですね。

 

 

著者さんご自身が親族・身内の辛い死を何度も乗り越えてきた。自分の父親が死んでいた可能性もかなり高かったという恐怖…死という感情をどのように乗り越えていったのか想像もできません。

 

 

 

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ひとつひとつの体験談、体験から感じた思い、インタビュー取材で得られた言葉を一つも漏らすまい…すべてを伝えよう、残そうとする気迫が文章から伝わってくるような気がします。

 

 

戦争は女の顔をしていない

作者: スヴェトラーナアレクシエーヴィチ,三浦みどり

出版社/メーカー: 群像社

発売日: 2008/07

メディア: 単行本

ISBN-13: 978-4903619101

 

 

 

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