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脳が良くなる耳勉強法 / 上田渉

 

聴覚はとても優秀な感覚なのですね。普段、視覚優先であまり意識していない感覚。聞こうと思わなくても聴こえている耳。雑音の中で聞きたいものだけを聞き分けることができる耳。鍛えなくても自然と必要な音(言葉)を集めてくれていますもんね。無意識に聞き流していた聴覚を意識するきっかけになりました。

 

脳が良くなる耳勉強法

上田渉

 

文字や画像、動画映像を把握するために、スマホやパソコン画面を見つめ続けている視覚(眼球)は、疲労困憊。なので、瞳を閉じて、聴覚(耳)を使う時間を意識的に過ごしても良いのかもしれないですね。耳だけに頼ってみると、使っていない部分が活性化して、脳がリフレッシュするような感じがします。

 


実は、聴覚は、目や身体を鍛えることに比べてはるかに鍛えやすい感覚です。速読を学ぶためには、目の動かし方の訓練など、ある程度のトレーニングが必要ですが、聴覚は非常に柔軟性が高く、ほとんどトレーニングを必要としません。聴覚がもともと言語を司っている器官だからこその特徴です。

 

『脳が良くなる耳勉強法』より

 

 

 耳から情報を把握するトレーニング。子供の頃の定番、絵本の読み聞かせは、視覚と聴覚を同時に使った素晴らしい教育方法(学習手段)なのですね。絵本は、聴覚を発達させるためにも、声に出して読んだ方が良いものなのかもしれないですね。

以前、何かの本で読んだのですが、脳は同時に多くの感覚器官から情報を受信しているのに、ひとつの器官に意識が集中すると、他をシャットアウトしてしまうそうです。たとえば、眼ばかりに頼っていると耳がおろそかになる。なので、音感を身に着けるには、目隠し(アイマスク)をして音楽の授業をした方が良いというお話が興味深い。