「さいとうたかを」さんの漫画『日本沈没(原作:小松左京)』では、日本列島が地殻変動(大地震・火山の噴火)で沈み、国土を失った日本人が移民になるという設定(救済計画)が印象的。なので、この映画も同じように世界が崩壊していく様とその後の復興をどう映像で描写されているのか、パッケージの紹介文を読んで、とても気になりました。
出演: 草刈正雄,オリビア・ハッセー,ジョージ・ケネディ,ボー・スヴェンソン,グレン・フォード,ロバート・ヴォーン,ヘンリー・シルヴァ,夏木勲,渡瀬恒彦,千葉真一,森田健作,永島敏行,角川春樹,高月忠,畑中猛重,幸英二,五野上力,緒形拳,多岐川裕美,丘みつ子,加瀬悦孝,木島一郎,野口貴史,小林稔侍,中原早苗,渡辺有希子
監督: 深作欣二
原作:小松左京(角川文庫版)
内容は、盗まれた生物兵器(毒性の強いインフルエンザウイルス)によって全人類が滅亡。さらに、世界中の人間がいなくなった大地に、ARSによる核ミサイル発射で放射能汚染が全土に広がるというダブルパンチ…まさに「文明の最期(人類滅亡)」といった絶望的な展開でした。
地球上で、ウイルスの活動が停止する極寒の南極にいた人間863人だけが生き残るのですが、男855人に対して女性が8人という割合…人類を存続するためだけに、愛のない性的な行為を行わなくてはならないという状況があまりに酷ですね。
そして、映画を見ていてずっと気になったのが、「吉住(ヨシズミ)」役で主演の草刈正雄さん。お若い頃、髭を生やした草刈さんが、ディーン・フジオカさんにしか見えませんでした。
英語で話す場面が多く、お顔だけでなく声のトーンや雰囲気までディーンさんにそっくり…真田丸での「真田昌幸」さんのイメージとダブルことはまったくなかったです。それと「よしずみ」と呼ばれるたびに、「石原良純」さんのお顔が浮かんでしまい、時折、中身に集中できなかったです。